Adobe Flex2 製品ラインアップと概要
ここでは、Adobe社より提供されるFlex製品にどのようなものがあるか、概要を見てゆきます。
Flex 2 SDK
SDKは、SoftwareDevelopmentKitの略で、日本語ではソフト開発キットです。つまり、「Flexアプリケーション開発キット」ということになります。開発キットという名前のとおり、Flexアプリケーションを作成するために最低限必要な部品が揃っており、無料でダウンロード使用できます。具体的には、MXMLと呼ばれる、XML言語で記述したFlexアプリケーションをSWFに変換するために必要な基本ソフトウェアがパックになったものです。
まずFlexで簡単なアプリケーションを作ってみようという場合に最適で気軽なキットです。
Flex Builder 2
Flex SDKに開発に必要なプログラムは含まれており、実際に開発をすることは出来ますが、アプリケーションのGUI(グラフィカルユーザインタフェース:画面構成)デザイナや、MXMLをコーディング(プログラムを記述すること)したり、デバッグ(プログラムのテスト)を行う専用のエディタなど、通常ソフト開発を行う場合に必要なツールは含まれていません。
Flex Builderは、本格的なFlexアプリケーション開発を効率よく行うために必須の統合開発環境です。

Flex Builder統合開発環境はJava開発環境であるEclipse(エクリプス)をベースにした製品
Flex Charting 2
開発するFlexアプリケーションにグラフやチャートを盛り込むための拡張機能です。FlexBuilderに組み込む形で使用できます。
Flex Builder with Chartingという製品としてトライアル版の配布と販売が行われています。
Adobe LiveCycle Data Services ES
サーバ側でデータ処理を行うJavaアプリケーションです。様々な形態の外部JavaアプリケーションやColdFUsionコンポーネントと通信ができ、クライアント側のFlexアプリケーション間でデータを共有するための方法も提供します。また、Webの世界では実用的な実装が困難であった、サーバ=>クライアントデータ配信が簡単に提供出来るという、優れた製品です。
Windows 2000 Server, XP Professional, Server 2003, RedHat AS3/4, SUSE™ Linux, Solaris9/10, AIX, HP-UX版がリリースされています。また、Tomcat, JBossを含む主要な商用J2EEサーバに対応しています。
Adobe LiveCycle Data Services ES Express
Adobe社はこのLiveCycle Data Services ESを、1CPU/ノンクラスタ構成に限り、商用無償ライセンスとして配布しています。これはFlexが普及するための大きな助けになることは間違いありません。
まとめ:
Flexアプリケーションは基本的にはFlex 2 SDKを使用して無料で作成できます。
本格的なアプリケーションを効率よく作成するためには、Flex Builder 2が必要です。
Flex Charting 2はFlexアプリケーションに高機能な、データと連動したグラフを追加できます。
LiveCycle Data Services ESはFlexアプリケーションに高度なデータ処理機能をもたらします。中でもバイナリアクセスによるクライアントへの高速データ配信や、特定のクライアントへのデータプッシュ機能は特筆すべき部分です。
Adobe LiveCycle Data Services ES Expressは1CPUノンクラスタ構成に限り、無償で商用利用できるバージョンです。